概要

本頁は、朱圃睚眥?が頭に溜め込んだ公共交通に関する知識を共有することで、
各位が安価に、又は快適に旅行できることを目的とするものである。

特記のない限り、本文の内容は2011年3月現在のものである。

【ご案内】

【メニュー】

大阪

関西汽船(4095円、但し片道のみ)

【2011年4月30日をもって松山寄港は廃止されるため注意】

関西汽船の別府航路は、大阪コスモフェリーターミナル−松山観光港−別府観光港を結ぶ路線であった…が、
先般のダイヤ改正で別府発大阪行きのみが松山に寄港することになったため、片道しか使えないので注意。夜行のみ。

大学生協で購入すると35%引きになるため、2等指定が6300円のところを4095円で乗船可(端数の処理は失念)。
但し、市内中心部から松山観光港まで450円(松山駅から観光港まで)程度かかり、
また、大阪港から市内中心部まで270円(トレードセンター前から梅田または難波まで)かかるため、実質は5000円を割る程度と見るのが妥当である。

【その他】

オレンジフェリー(5000円)

オレンジフェリーの関西航路は、東予港・新居浜港から神戸港・大阪南港を結ぶ。このうち、夜行便(新居浜東−東予−大阪南)については、
松山市内と東予港とを結ぶ連絡バスが運行されている。

大学生協において「シーメイトパック」という連絡バスとのセットが発売されており、
5000円(2等指定、平成22年3月現在)で松山市内から大阪南港まで移動可能。

【その他】

JR高速バス(5150円から)

松山エクスプレス大阪号(以下「当路線」と言う)は、松山駅・大街道から三宮・大阪・京都を結ぶ路線である。毎日9往復運行。

当路線は、高速バスネットで乗車券を購入すると、以下の割引を受けられる。

当路線の松山−JR難波駅・大阪駅の普通運賃は6700円であるから、
6700−20%=5360、5360−2%≒5250、5250−2%=5150円となり、
5150円から乗車できるということになる(端数は四捨五入)。
(実際の請求金額から見ると、一気に24%引くのではなく、段階的に引いているようである)

【その他】

ジャンボフェリー(5240円)

ジャンボフェリーは、高松港と三宮港とを結ぶ 航路を4往復運行。

…以上より、5240円で利用できる。

【その他】

名古屋

近鉄(大阪までの運賃+1500円程度)

近畿日本鉄道は、大阪や京都など2府3県に跨る広大な路線網を持つ私鉄。

沿線観光施設招待乗車券と株主優待乗車券は、距離を問わず1回乗車することができる切符である(特急料金は別途必要)。
株主に対し年2回配布されるものだが、沿線の金券屋やヤフオクなどでも1400-1600円程度で流通している。

前述の高速バスにより大阪まで行き、そこからこの手段を用いると、6650円程度で名古屋まで行ける。 大阪難波から近鉄名古屋までの所要時間は、3時間20分程度である。

【概論】

まずは路線図を見て、「大阪難波」、「大阪上本町」、「鶴橋」、「伊勢中川」、「松阪」、「宇治山田」、「鳥羽」、「近鉄名古屋」の各駅の位置関係を把握しよう。
通過する路線に走る列車種別は、上から「特急」、「快速急行」、「区間快速」、「急行」、「準急」、「普通」である。
JRに例えれば、快速急行から準急までは「快速」に類するものであり、乗車券のみで乗車出来る。
特急は全列車が全席指定であり、特急料金が必要(大阪難波−名古屋は1850円)。

前述の所要時間は、快速急行、区間快速、急行を利用した場合のものである(特急は2時間程度)。

【運行系統】

以下、快速急行、区間快速、急行を合わせて単に「快速列車」と言う。

大阪難波を出る快速列車は奈良方面に行くため、大阪上本町または鶴橋で乗換える必要がある。
また、名古屋を発着する快速列車は伊勢方面に行くため、伊勢中川での乗換えが必要。従って、2回の乗換えを要する。
大阪上本町は地下−地上の移動がいるため乗換えが少し面倒。しかし始発駅のため確実に座れる。
鶴橋は隣の乗り場に行けば済むので楽だが客が多い駅なので座れなくなる場合も…。

このうち本数が少ないのは、大阪上本町・鶴橋−伊勢中川を直通する快速列車である(毎時1本程度)。
それ以外は待てば来るため、この区間の列車を軸に時間をダイヤを組むべし。

【一例】

大街道22:48松山エクスプレス大阪17号京都駅行
大阪難波6:00※バス停名は「湊町バスターミナル」、乗換え時間は10-15分
6:00大和西大寺行普通 ※バスが15分以上早着するため大抵これに乗っている
大阪上本町6:03※乗換え時間は5-10分
6:15鳥羽行快速急行
伊勢中川7:55※乗換え時間は10秒(本当)
7:59名古屋行急行
近鉄名古屋9:24

【注意事項】

近鉄は、市内電車みたいなボロ車もあれば、バスみたいに進行方向を向いて座れる車もあり、玉石混交に定評がある。
しかも、一応は便によって使用される車両は決まっているのだが、何かの弾みですぐに別のものに変わるため超カオスにも定評がある。
そのため、当たり列車に乗れるようにしないと3時間の苦行を経験する羽目に遭う。

誰得ながら、いつもチェックに使っているサイトを列挙する。

高速バス(8820円)

JR四国・JR東海共同運行の夜行バス「オリーブ松山号」が、高松・徳島経由で運行している。どこがメインかわかりゃしない。 この路線には学割の設定がない。その他の割引は次の通り。

【その他】

松山発着が遅い。伊予鉄・名鉄共同運行のバスは直行するため早いが、往復割引(往復で18000円)しかない。

九州

松山−小倉(4000円)

関西汽船の松山・小倉21:00発、小倉・松山着翌日5:00の航路が運行されている(公式HP)。2等普通運賃5000円。
学生割引、往復割引、Web割引などあり。大学生協での割引は筆者未確認。

なお、小倉−博多はJRで1250円(在来線普通運賃)である。

松山−小倉・博多(5500円)

伊予鉄道の高速バスが運行されている(公式HP)。普通運賃小倉まで7500円、博多まで8000円。
市駅22:00発、博多バスターミナル7:35着、博多バスターミナル21:50発、市駅7:30着。

松山−博多では関西汽船+JRとは時間や運賃などでだいたい互角なので、あとは好みの問題だと思う。

八幡浜−別府・臼杵

宇和島運輸フェリーが、八幡浜−別府・臼杵を結んでいる。2等で別府まで3020円、臼杵まで2250円。学割の設定無し。
深夜の別府発着便は早朝まで船にいられるため、早朝深夜の行動には有用だろう。

また、九四オレンジフェリーが八幡浜−臼杵を結んでいる。2等で2250円。学割の設定無し。
スタビライザのついた新しい船が使われている。

三崎−佐賀関

国道九四フェリーが、深夜を除き概ね1時間間隔で三崎(佐田岬半島の端)−佐賀関(大分市東部)を結んでいる。
自動車輸送がメインだが、徒歩の場合も市駅−三崎(3往復)、八幡浜−三崎を結ぶ伊予鉄バスを使えば一応アクセスは可能である。

東京

高速バス(9410円)

JRの夜行バス「ドリーム高松・松山号」には、以下の割引が設定されている。

【その他】

航空機という選択肢

早期割引

ANAでは「旅割」「スーパー旅割」、JALでは「先得」「スーパー先得」と称し、
1か月以上前に予約・購入することで大幅な割引が受けられるサービスがある。
松山−伊丹が6700円、松山−小牧(名古屋)が10800円になるなど、
高速バスに肉薄する価格で乗れる場合があるので、検討の余地はあろう。
但し、便の変更等は出来ず、キャンセルしかできないため融通は利かせづらい。

株主優待券

ANAにもJALにも、運賃が半額になる株主優待券がある(…がJALの分は破綻に伴い配布終了)。
大体1万円程度で金券屋やヤフオク等で流通しているため、場合によっては使えるだろう。

質問コーナー

質問があるとか取り上げて欲しい地域があるとか、そういうのがあればどうぞ。



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