しおかぜが就活とか旅行とかで使った、格安移動方法をメモしてみるページです。
※あくまで「メモ」なので、詳細に書いているわけではなく、また正確さを欠く部分があります。実行を検討される際にはお問い合わせください。
「こんな方法もあるよ」という参考にどうぞ。ぜひ自分で時刻表を 見て 読んで、いろいろ案を練ってみてください(コンパス時刻表:600円がおすすめ)。
交通機関別の概要 †
鉄道 †
普通列車は乗り放題きっぷを使えば安くなる。他の乗り物と組み合わせて使いましょう。
- 青春18きっぷ
- 日本全国の普通列車に1日乗り放題の切符が5日分セットになってる。5日分で11500円。
- 長期休暇中(春・夏・冬)にしか発売・利用できないのが弱点。
- 四国再発見早トクきっぷ
- 四国の普通列車に1日乗り放題。1日2000円。
- 年中発売してるけど、使用できるのは土日祝だけ。
- しかも購入は乗車の前の日まででないとだめ。当日は売ってくれない(なんでだー!
- 学生割引乗車券
- 学割証(学生証ではない。証明書発行機で発行するんだ!)をみどりの窓口で見せて買う乗車券。2割引になる。特急料金など、乗車券以外の部分は割引にならない。
- 学割証は年間に一人10枚しか発行されないので、片道きっぷを2回ではなく往復きっぷを1回買う(学割証1枚で済む)など、工夫すべし。
- 特急用 往復割引きっぷ(Sきっぷ)
- 四国内や岡山との往復割引きっぷがある。駅の券売機で買えるが、大学生協の窓口でばら売りしてる区間もある(こちらを買えば片道でも使える)
- 学割乗車券+特急券より、こちらの方が安いことが多い。
フェリー †
本州方面に行くならこれですね。フェリーが使えなければバスを使うことになるかな。
- 2割の学割があるところが多い(八幡浜〜九州のフェリーは学割無しかも)。船は学生証を見せれば学割OKなところがほとんど(昔は学割証が必要だった)。
- ただし、松山から山口(柳井)・大阪・福岡(小倉)へは、大学生協の割引券を買った方が、学割よりも安くなる(最大3.5割引とか!
高速バス †
鉄道・フェリーが使えない場合はこれ。四国の都市間移動にも便利。
- 2割の学割がほとんどの路線にある(無いのは名古屋行きくらい?)。これも学生証提示でOK。
- 生協で回数券のバラ売りをしてるけど、これより学割の方が安いことがほとんど。
- JRバスの本州行きの便は、ネットでクレジットカード購入すると学割からさらに2%安くなったりします(ネット割)。
(※余談ですが、大学生のうちに1枚クレジットカードを作っておくと便利ですょ)
※ちなみに楽天トラベルとかで予約できる高速バスは「ツアーバス」で、ここで書いてる高速バスとは別のものです。
ツアーバスは貸切バス会社と旅行会社が提携して走らせてるバスで、本の時刻表には載ってません。乗り場がちょっとわかりにくかったり、ダイヤが適当だったり、乗り換えがあったりしますが安いです。私自身の利用経験が少ないので、ここでは扱いません。
目的地別に †
高松 †
鉄道(普通列車) †
松山〜高松は約5時間。青春18きっぷか再発見きっぷを使えば2000〜2300円で移動できる(1日有効な切符なので、日帰りならそれで往復できる)。
部分的に特急を使うことで、もっと早く移動できるが…特急は高いよ。
- 松山→高松(ゆき)
- (始発)松山6:01発〜高松10:47着
- (次発)松山6:49発〜高松11:31着 ※坂出あたりで降りて昼食うどんを食すると◎
- (終発)松山18:51発〜高松24:14着 →ジャンボフェリーに乗り継げば、翌朝には神戸に着ける
- 高松→松山(かえり)
- 高松5:44発〜松山11:36着 ※神戸からのジャンボフェリーから乗り継いだ場合
- (先着)高松15:43発〜松山20:57着
- (終着)高松17:13発〜松山22:12着
鉄道(特急列車) †
- 所要時間2時間半(バスとあまり変わらないが、時間に正確)。
- カーブの前後で車体を傾けて走るので、酔いやすい人は要注意。
- 特急を多用するなら「ヤングウィークエンドカード」の会員になりましょう。土日祝の切符が4割引になります。詳しくはぐぐってわからなければ質問plz。
- ときどき使うだけなら、大学生協やJR駅前の交差点横とかにある金券ショップで、特急回数券のばら売りを買いましょう。3200円くらい。
高速バス †
学割を使うと、片道3200円。1日15往復と便数は多い。所要時間は約2時間30分だが、道路事情に左右される。
高知・徳島 †
素直に高速バスを使うのが良さげ。学割もあるはず。
JRの普通列車だと時間がかかりすぎる。特急はヤングウィークエンドは利用できるが、往復の割引切符は発売されてない。
岡山 †
鉄道(普通列車) †
基本的には高松に行くのと同じだが、高松より前の坂出駅で岡山行きの「マリンライナー」に乗り継いで、瀬戸大橋を渡る。坂出〜岡山は約40分。
- 再発見早トク切符は、児島駅(瀬戸大橋の本州側)まで有効だが、児島〜岡山は別運賃(480円)が必要。
- マリンライナーは日中でも混雑し、着席できないことがある。時間帯によっては指定席を取るのも手かも。
鉄道(特急列車) †
こちらも高松行きとあまり変わらない。酔いやすい。所要時間は約2時間45分。特急回数券のバラ売りは3400円くらい。
高速バス †
高松行きよりも便数が少なく(1日6往復)混雑するので2人掛けシートはちょっとしんどいことも。学割3440円。回数券のバラ売りは3300円くらい。
広島 †
フェリー(+鉄道) †
松山〜呉〜広島の高速船(スーパージェット)と、フェリーがある。
- おすすめは、呉で船を降りて、呉〜広島は鉄道に乗り換えること。
- 理由は、高速船は値段が高く、フェリーは速度が遅いので、船に乗る区間を短くすること。あと広島港は市内から離れているので、市内に近いJR広島駅に着いた方が便利。
- 呉港と呉駅は歩いて5分くらいですぐ着く。呉駅からは広島行きの快速に乗る(ICOCA使えます)
- ただし、呉港に止まらずに松山〜広島を直行する便があるので、その場合は諦めましょう。広島港→広島駅は市電で約30分。2路線あるので気をつけて!
- 高速船の2階席「スーパーシート」は快適。+500円だが、金券ショップでは300円で券を売ってる。
福岡・小倉 †
夜行フェリー+鉄道orバス †
松山観光港〜小倉には夜行フェリーがある。生協で購入すると割引が大きいので便利(3500円くらいかな…)。
- 小倉〜福岡には、JRとバスがあり、どちらも頻繁に走っている。
- JRは運賃1250円で、所要時間が約1時間10分。
- 西鉄バスは運賃が1000円で、所要時間は約1時間30分。
- ただしJR特急の回数券バラ売りが1200円(普通列車より安い!)であり、これが入手できれば迷わず特急。所要時間は45分。
昼行フェリー+鉄道(+バス) †
松山の三津浜港〜柳井港はフェリーを利用し、柳井港駅からはJRを利用する方法。
ただし市内と三津浜港のアクセスが悪いほか、柳井から九州までは距離があるため、できるだけ小倉行きの夜行フェリーを利用した方が良い。
- 松山〜柳井のフェリーは、学割が往復利用でしか適用されない(往復学割5600円)が、生協で購入すれば片道でも割引があったような気がする。所要時間は2時間半。
- 柳井港〜徳山は普通列車しかない。約40分。柳井港駅は港から道を渡ってすぐの無人駅。
- 光〜徳山〜福岡(博多)には、JR在来線と並行して高速バスが走っている。
- 高速バスと在来線の所要時間はあまり変わらず約3時間40分。運賃も大差なく約280円。
夜行バス †
伊予鉄道が松山〜福岡の夜行バスを運行している。学割がないため割高で、片道8000円・往復14400円。しまなみ経由で遠回りのため所要時間も短くなく、乗り換えなしが唯一のメリットか。
関西方面(神戸・大阪・京都) †
鉄道(普通列車)+フェリー+鉄道 †
高松まで普通列車で行った後、高松〜神戸(三宮)の「ジャンボフェリー」に乗り継ぎます。
フェリーは学割使用(1.5割引)で片道1530円。所要時間は約4時間(ただしよく遅れる)。
時間はかかるものの運賃は安く、鉄道と合わせても4000円弱で神戸に行けます。
フェリーは昼行便だけでなく夜行便もあるので、高松に終電で着いて乗り継げば、翌朝に神戸に着きます。
三宮から電車に乗れば大阪・京都へも500円前後で行けるので、関西に行く場合はこれが最安。5000円以下で済む。
※ただしこの方法はフェリーでの睡眠時間が短くなりがちで、乗り換え回数も多い。就活なら、次項のオレンジフェリー利用がおすすめ。
フェリー+鉄道 †
- 松山→大阪南港は夜行フェリー「さんふらわあ」があります。ただし大阪→松山の便が無くなってます。なのであまりおすすめしない。
- 代わりに、東予←→大阪南港の夜行フェリー「オレンジフェリー」を利用します。
- メリットは、風呂に入れる、インターネットできる(機器の貸し出しあり)、横になって寝れる、トイレが広くて身支度できる、などなど。甲板から橋や星を見るのもいい。
- 松山←→東予港は伊予鉄の連絡バスを利用し、フェリーに乗り継ぎます。JR松山駅・松山市駅・大街道から乗れる。
- 大学生協の窓口で連絡バスとフェリーのセット割引券を売ってるので、これを買う。学割で買うより安いです。5500円くらいだったと思う。
- 雑魚寝が嫌な人は、個室(2等寝台)もある。生協で購入時に言えば買えるけど1000円くらいアップすると思う。
- 大阪南港からは、ニュートラムと地下鉄で難波・梅田・新大阪などに行ける。そこから神戸・京都・奈良・名古屋方面へ乗り継げる。
高速バス(+鉄道) †
松山←→関西方面は高速バスが昼行・夜行ともあるので、昼からの面接とかなら高速バスで午前中移動したり、面接後にバスでその日のうちに家に帰るのにも便利。
- 切符は学割があるはず。
- 市内の駅や、大街道から乗れます。
- 伊予鉄は神戸行きと大阪行きが別路線になってるので、両方見てみると、ちょうどいい時間の便が見つかるかも。
- 夜行フェリーと比べたメリットは、出発時刻が遅くて翌朝も早くに着くこと。あと市内←→港の移動がないこと。
- 鉄道と組み合わせると便利なこともある。
- 「高速舞子」のバス停(明石海峡大橋の本州側すぐ)に停車する便なら、そこで降りて、隣接してるJR舞子駅から快速電車に乗り換えた方が早かったりする(渋滞に巻き込まれない)。運賃もあまり変わらない(むしろ安くなることも)。
- 大阪でバスに乗り遅れた場合、すぐに新快速電車で追いかければ三宮や舞子でバスに追いつけることもある。
名古屋 †
松山←→名古屋の直通交通機関は、飛行機と夜行高速バスのみ。夜行高速バスは学割が無く、片道10000円・往復18000円と東京行きよりも高い!(ぐぬぬ…
(しかもJRバスは松山から高松・徳島と順に止まって名古屋に行くので寝づらいし、予約も埋まりやすい。松山〜名古屋直通の伊予鉄バスの方が良い)
朝に着く必要があれば、この夜行高速バスを利用するしかない。しかし昼頃に着けばよいのなら他の手があるので、以下でそれを説明します。
名古屋へは、関西方面の延長として考える。そのため、関西までは上記の方法を参照。
神戸〜大阪〜名古屋の交通手段を考えると、鉄道とバスがある。
鉄道 †
鉄道はJRと近鉄の2社あるので、どちらを使うか考える。通常は近鉄かな。
- 近鉄利用
近鉄はミナミの難波(大阪難波駅)から出発。神戸からは阪神電車が難波まで直通する。
- 所要時間は、特急で約2時間10分、急行などの乗り継ぎ(特急以外は運賃だけで乗れる)で約3時間20分。
- 大阪難波〜近鉄名古屋は、学割で1840円。特急に乗るなら特急料金1850円を追加。
- 難波の金券ショップが開いている時間なら、近鉄の株主優待乗車券(全線の普通列車に1回乗れる)が1500円、特急に乗れる回数券は3200円で買える。
- 株主優待乗車券に特急券を買い足して特急に乗ることも出来るので、部分的に特急に乗るのも良い。
- JR利用
JRはキタの梅田(JR大阪駅)から新快速で出発。神戸からは大阪方面行きの新快速に乗り続ければOK。
- 所要時間は約2時間40分、運賃は学割で2600円。
- 青春18きっぷシーズンであれば、検討の余地あり(日帰りでの大阪〜名古屋往復なら特に)。座席は近鉄の急行よりもJR新快速の方が良い。
高速バス †
神戸〜大阪〜名古屋は「名神ハイウェイバス」があり、三宮から学割2640円、大阪からは学割2320円。所要時間は3時間〜3時間半。
東京 †
高速バス †
伊予鉄バスは新宿行き、JRバスは高松を経由して東京駅・新木場行きの夜行高速バスを運行中。
- 運賃は学割9600円(たぶん)。
- JRバスは都内JR線の2日間フリー切符とのセットもある。便利だが、これは窓口でしか買えない。
- JRバスのネット予約サイトでは、クレジットカード購入による割引や、3週間前などの早期購入割引もあるので利用したい(学割から更に割り引かれた気がする)。
鉄道 †
青春18きっぷシーズンであれば、1日かけて普通列車を乗り継いで東京に行くのもなかなかオツなもの。…時間がかかりすぎて就活にはとても使えないが、松山〜東京が2300円で済む!
- 始発で出て、その日のうちに着く場合
- 松山6:01発〜東京23:16着
- ※食事時間などでもう少し余裕が欲しい。一部区間で特急を使うなど工夫が必要かも。
- 大垣・名古屋〜東京で夜行列車を使う場合(おすすめ)
青春18きっぷシーズンに大垣〜東京で運転される「ムーンライトながら」を利用すれば、旅程はずっと楽になる。
- 松山11:55発〜大垣22:30着/22:49発〜東京5:05着
- ただし「ムーンライトながら」が全車指定席のため、指定券を確保できることが前提。
- 姫路〜大阪あたりで夕食を取るため、もう1便早めることが望ましい。
- 途中で日付をまたぐため、18きっぷは2日分(4600円)が必要。