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ファクタリングとは?図解を用いてわかりやすく簡単に仕組み注意点を解説

この記事のポイント
  • ファクタリングとは?
  • ファクタリングの種類
  • ファクタリングのメリット・デメリット
  • ファクタリングを利用する上での注意点
  • ファクタリング会社を選ぶポイント

ファクタリングとは、資金調達手段の1つで、売掛債権をファクタリング会社に売却することで現金化する方法です。

手数料が発生しますが、売掛債権の入金期日よりも早く現金を手にすることができます。融資と異なり、担保や保証人が必要なく、申込みから即日入金が可能なファクタリング会社もあります。

そのため、資金繰りに困っている企業や急に資金が必要になった企業から重宝されています。

この記事では、そもそもファクタリングがどういったものなのかをわかりやすく図解入りで解説しています。ファクタリングのメリット・デメリットや利用する上での注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてください。

これからファクタリングを利用する人のために、ファクタリング会社を選ぶポイントについてもまとめています。

目次

【2024年度版】おすすめのファクタリング会社

2024年度版のおすすめのファクタリング会社を紹介します。

ファクタリング会社選びで迷ったときには、ぜひ参考にしてください。

QuQuMo(ククモ)

QuQuMo(ククモ)
審査通過率98%
手数料1%~
入金速度最短2時間
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社株式会社アクティブサポート

QuQuMo(ククモ)は、審査通過率98%以上というファクタリングです。さすがに100パーセント通るファクタリングではありませんが、かなりそれに近いファクタリングといえるでしょう。

最近ではQuQuMo(ククモ)に関する口コミも増えており、審査が甘いファクタリングとして利用者も増加傾向にあります。たくさんの利用者いることから、かなり信頼できるファクタリングであるといえます。

株式会社アクティブサポートが運営するファクタリングサービスで、スマホ・PCなどのオンライン完結が可能です。提出書類が通帳と請求書、それから本人確認書類と少なめで、面倒な面談や書類審査なども必要ありません。

申込みから入金まで最速2時間なので急な入用にも最適です。金額上限はなく、少額から高額まで柔軟に対応してくれます。

>>QuQuMoの口コミ・評判や詳細はこちら

アクセルファクター

アクセルファクター
審査通過率93%
手数料100万円まで:10%~
入金速度最短2時間
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結不可
運営会社株式会社アクセルファクター

アクセルファクターは審査が甘いファクタリングサービスの1つです。

審査通過率が93%と高いだけでなく、日本マーケティング機構による安心して利用できるファクタリング部門で1位を獲得したこともあります。最短即日入金としているファクタリングサービスは多いですが、アクセルファクターは原則即日入金となっているのが特徴です。

入金までのスピードを重視しているため、その分、審査も柔軟性も高いです。アクセルファクターでは普通の請求書だけでなく、将来債権にも対応しています。家賃収入や委託費といった将来債権でもファクタリングができ、手数料が2%からと低いのも特徴です。

中小企業の中長期的な資金繰りを解決するために、毎月の買取額の段階的減少を提案するなど、顧客の事情を配慮したサービスを提供しています。

>>アクセルファクターの口コミ・評判や詳細はこちら

ビートレーディング

ビートレーディング
審査通過率98%
手数料2社間:4%~ 3社間:2%~
入金速度最短5時間
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社株式会社ビートレーディング

ビートレーディングは2012年に設立されたファクタリングサービスです。取引実績が豊富で、累計累計買取金額は1,300億円以上、月間契約数1,000件以上という実績があります。

審査通過率は最大98%と公表しており、非常に審査に通りやすいのが特徴です。即日の資金調達も可能で、最短2時間での振込が可能です。クラウドサインを導入しているため、オンライン完結もできます。審査資料は2点(売掛債権に関する資料・通帳のコピー)のみと書類が少なくて済むのも大きなメリットです。審査結果は資料を提出してから平均30分以内に結果がでます。

多くのユーザーにファクタリングを提供しているサービスで、東京・仙台・大阪・福岡に店舗もあります。オンライン完結もできますが、直接面談してから契約することも可能です。

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labol(ラボル)

labol(ラボル)
審査通過率95%以上
手数料10%
入金速度最短60分
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社株式会社ラボル

labol(ラボル)は、審査通過率93%と非常に高い個人事業主・小規模事業者向けのファクタリングサービスです。

審査が甘いファクタリングの1つで、株式会社セレス(東証プライム上場)の100%子会社です。最小買取可能金額も1万円と低く設定しており、審査も甘いため利用者も増えてきています。2社間ファクタリングを採用しているため、取引先企業に通知されることはありません。

入金は業界最速水準の最短60分での振込になっており、銀行の営業時間に制限されない24時間365日振込を実現しています。面談不要でWEB完結での申込みが可能です。決算書や入出金明細書、契約書といった面倒な書類は不要です。

買取対象が広いため、他サービスで断られた人でも利用できます。手数料は一律買取額の10%で、振込手数料などの費用もかかりません。

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ベストファクター

ベストファクター
審査通過率92.2%
手数料2社間:5%~ 3社間:2%~
入金速度最短即日
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社株式会社アレシア

ベストファクターも審査が甘いファクタリングサービスとして知られています。

担保や保証人が不要で、売掛金の確認がとれれば、誰でもサービスが利用できます。必要書類・情報を事前に準備することで、最短即日で売掛金を早期資金化できます。手数料は2%~と良心的な手数料設定になっています。業者によっては利用者のいない3社間ファクタリングで手数料を吊り上げるようなところもありますが、ベストファクターではそういった心配も不要です。

審査も緩いため、比較的通りやすいので、多くの人が利用しています。個人事業主やフリーランス、法人のいずれでも利用可と資金調達のしやすさも好評です。

利用する際に必要な書類は、入出金の通帳、請求書、契約書、身分証と少ないので、利用しやすいのもメリットです。

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日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構
審査通過率95%
手数料1.5%~
入金速度最短3時間
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結
運営会社一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人が運営するファクタリングサービスです。

信頼性に力を入れており、審査通過率も95%と高いです。日本中小企業金融サポート機構では、信頼できるユーザーには少しでも早く対応する傾向になっているため、初めて利用する人でも利用しやすいです。

一般社団法人だからこそできる低手数料と、経験豊富なスタッフのサポートにより、即日振込が可能です。ファクタリングは査定結果が出た後に辞退することもできます。そのため、検討段階でも気軽に相談することができます。

ファクタリングの審査で重要視されるポイントは、売掛先の信用です。そのため、利用者自身に赤字や税金・社会保険滞納など不利な要素があっても利用可能です。

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ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)

ペイトナーファクタリング
審査通過率95%以上
手数料10%
入金速度最短10分
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社ペイトナー株式会社

ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)は、手軽さを重視したファクタリングサービスです。

一般的なファクタリングサービスでは、請求書以外に通帳のコピーが必須となります。しかし、ペイトナーファクタリングでは通帳のコピーは必須ではありません。ただし、請求書の内容によって、銀行口座の入出金履歴の提出が必要になる場合もあります。

個人事業主・フリーランス向けのサービスのペイトナーファクタリングは、入金までの速さも特徴で最短10分で請求書を現金化可能です。ペイトナーファクタリングではAIが審査を行うため、事業計画書などの書類関係が必要ありません。そのため、入金速度がとても早いです。

利用手数料は一律10%とわかりやすい料金体系になっています。ただもっと手数料が安く、審査が甘いファクタリングサービスもあるため、さらに費用が抑えられる可能性もあります。

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PMG(ピーエムジー)

PMG
審査通過率98%
手数料2%~
入金速度最短2時間
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類決算書・請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社ピーエムジー株式会社

PMG(ピーエムジー)は個人事業主にも対応しているファクタリングサービスです。

最低金額は30万円からで、最大で2億円までのファクタリングに対応しています。そのため、大がかりなファクタリングに対応している審査が甘い業者として注目を集めています。審査通過率が高く、他社からの取り替え率、リピート率も高いため、サービスクオリティの高さの証になっています。

審査が緩いファクタリングを探している人、初めてファクタリングを利用する人にもおすすめできるファクタリングサービスです。

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FREENANCE(フリーナンス)

FREENANCE(フリーナンス)
審査通過率95%以上
手数料3%~
入金速度最短即日
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結可能
運営会社GMOクリエイターズネットワーク株式会社

FREENANCE(フリーナンス)は個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングサービスです。

運営会社はGMOクリエイターズネットワーク株式会社で、フリーランスや個人事業主が円滑にビジネスができるようにと設立されました。フリーナンスの即日払いは、請求書を買い取って、その代金を最短即日で銀行口座に振り込んでくれます。

利用手数料は請求書額面の3~10%で、フリーナンス口座を使えば使うほど、手数料が下がる仕組みになっています。フリーナンス口座にコンスタントに振込があると、フリーナンスでの与信スコアがアップしていきます。与信スコアは、即日払いだけでなく、さまざまなサービスにうれしい恩恵があります。

登録料は無料で、会費も0円となっているため、個人事業主やフリーランスの人は、とりあえず登録しておくことで、いざといったときにも安心できます。

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みんなのファクタリング

審査通過率非公開
手数料7%~
入金速度最短60分
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・フリーランス・法人
必要書類請求書・通帳・本人確認書類
オンライン完結
運営会社株式会社チェンジ

みんなのファクタリングは1万円の売掛債権から買い取ってくれる個人事業主やフリーランスでも利用しやすいファクタリングサービスです。

土日祝でも対応しており、最短60分で入金してくれます。必要書類は請求書と通帳のコピー、本人確認書類だけあればOKです。決算書や事業計画書などは必要ありません。

登録から契約まですべてWEB完結となっているため、対面で面談する必要もないです。2社間ファクタリングに特化しているため、取引先にファクタリングがバレる心配も不要です。

2社間ファクタリングの手数料相場は10~20%ですが、みんなのファクタリングは7~15%と比較的安くなっています。

初期費用や月額費用は0円で、事務手数料や振込手数料、出張費といった諸手数料などはかかりません。

ファクタリング審査には独自のAIを使用し、債権譲渡登記も原則不要です。赤字や税金滞納状態でも利用可能なファクタリングサービスです。

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株式会社JTC

JTC
審査通過率非公開
手数料1.2%~
入金速度最短1日
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・フリーランス・法人
必要書類謄本・印鑑証明(法人)・決算書
オンライン完結
運営会社株式会社チェンジ

JTCは手数料1.2%~から利用でき、即日入金も可能なファクタリングサービスです。

個人事業主でも利用できますが、買取金額は100万円からと高めに設定されています。中小企業であれば年商7,000万円以上であることが必須で、個人事業主の場合は3社間ファクタリングしか選択できません。

多くのファクタリングサービスは平日のみの対応となっていますが、JTCは24時間365日いつでも対応しています。いつでもメールや電話で申し込み・相談が可能です。

名古屋本社をはじめ、大阪・東京に営業拠点を構え、全国の企業を対象としています。

初回の取引は原則対面での契約となりますが、契約内容、状況により面談が難しい場合にはオンラインでの契約も可能になっています。

出張サービスもあるため、担当者を呼んで相談することもできます。

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ファクタリングのTRY

審査通過率非公開
手数料3%~
入金速度最短即日
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・フリーランス・法人
必要書類請求書・発注書・住所・通帳
オンライン完結
運営会社株式会社SKO

ファクタリングのTRYとは、株式会社SKOが運営するファクタリングサービスです。

即日入金に対応しており、24時間365日いつでも対応しています。土日祝や深夜でもスタッフが対応してくれるので、初めてファクタリングを利用する人でも安心です。オンライン契約や注文書ファクタリングにも対応するなど、サービス内容も充実しています。

ファクタリングのTRYは徹底した秘密主義となっているため、家族や会社に知られたくない人でも安心してファクタリングが利用できます。償還請求権なしのノンリコースになっているため、売掛先(取引先)の企業が倒産した場合でも返済が発生することはありません。

2018年設立とファクタリング会社としては後発組ですが、すでにたくさんの顧客を獲得しており、着実に実績を積み重ねています。

手数料も3%からと業界最低水準となっているため、大口の債権でも売却しやすいです。

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株式会社No.1

株式会社No.1
審査通過率90%~
手数料1%~
入金速度最短30分
契約方式2社間・3社間
対象事業者個人事業主・フリーランス・法人
必要書類請求書・決算書(申告書)・通帳
オンライン完結
運営会社株式会社 No.1

株式会社No.1は、最短30分で即日振込が可能なファクタリング会社です。

審査通過率は90%以上ととても高く、買取可能金額は20万~5,000万円と幅広い金額に対応しています。買取手数料は業界最低水準の1~15%で、ファクタリングが初めてであっても安心して利用できます。

オンライン契約に対応しているため、全国どこからでも利用可能です。全国出張訪問も可能になっているため、対面での契約も行えます。大阪・名古屋・福岡といった主要都市には担当者がいるため、すぐに対応できます。

対応スピードが早く、手数料も安いため、他社からの乗り換え実績もトップクラスです。

現在利用しているファクタリング会社に満足していない場合は、ぜひ一度株式会社No.1に相談してみましょう。

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Easy factor(イージーファクター)

Easy factor(イージーファクター)
審査通過率非公開
手数料2%~
入金速度最短60分
契約方式2社間
対象事業者個人事業主・フリーランス・法人
必要書類請求書・決算書(申告書)・通帳
オンライン完結
運営会社株式会社 No.1

Easy factor(イージーファクター)はオンライン完結で利用できるファクタリングサービスです。

本社は東京にありますが、すべての手続きをオンラインで行うことができるため、全国どこからでも利用可能です。Easy factor(イージーファクター)は2社間ファクタリングに特化しており、手数料は2~8%と相場よりもかなり安いです。

最短60分で入金してくれるので、急いで資金調達したい人にもぴったりです。必要書類も少ないため、すぐに手続きすることができます。

2016年に設立された後発のファクタリング会社ですが、手数料の安さや入金までの早さで注目を集めています。

50万~5,000万円と幅広い金額の債権の買い取りを行っているため、個人事業主でも法人でも利用しやすいファクタリングサービスです。

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ファクタリングとは?図解でわかりやすく解説

ファクタリングとは、自分が所有している売掛債権をファクタリング会社に売却して資金を調達する方法です。

保有している売掛債権を他社に渡し、一定の金額を受け取るという方式がとられています。

BtoCの取引の場合、商品やサービスを受け取る際に、その場で支払をするのが一般的です。しかし、企業間での取引になると、先に商品やサービスを提供してから後々費用を請求する掛取引が行われることが多いです。

売掛債権とは、商品やサービスを提供した企業が持っている後か代金を受け取る権利です。

日本国内の多くの企業が、信頼関係に基づき、この制度を採用しています。通常、売掛金が取引先から支払われるまでは1~2ヶ月かかることが多いです。

しかし、その間も会社を維持するためのコストはかかり続けます。

そのため、売掛債権を保有していても資金繰りに困ってしまうことは起こり得ます。

そこで注目されているのがファクタリングです。

ファクタリングを利用するには手数料がかかりますが、通常よりも早く現金を入手できるため、資金繰りに困っている企業や個人事業主から重宝されています。

ファクタリングの仕組み図解で解説

ファクタリングの仕組み

ファクタリングでは、売掛債権を利用して資金を調達します。

売掛とは、取引先に対して代金の支払いを後から請求する方法です。売掛金は、その権利・債権です。

ファクタリングでは、売掛債権をファクタリング会社に売却して、手数料を引いた現金を得ます。

ファクタリングは銀行などからの借入や融資ではないため、負債が増えないのが特徴です。

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングというやり方があります。

2社間ファクタリングとは図解で解説

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、ファクタリングの利用者とファクタリング会社の2社間で契約する方法です。

取引先にファクタリングを利用している通知がいかないため、取引先との関係が悪化したり、信頼関係が崩れたりする心配がありません。また、利用者とファクタリング会社だけのやりとりとなるため、手続きが簡単で手間もかかりません。

ただし、ファクタリング会社は取引先の倒産などによる未回収のリスクを負うことになるため、3社間ファクタリングよりも手数料が高めになることが多いです。

ファクタリングの審査では取引先の支払能力を重視するため、契約前に取引先を調査します。その際、貸し倒れのリスクが高い場合はファクタリングできる金額が減ったり、利用できなかったりするケースもあります。

3社間ファクタリングとは 図解で解説

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者、ファクタリング会社、取引先の3社で契約を行うやり方です。

取引先の承諾を得て契約することになり、取引先から直接ファクタリング会社に代金が支払われます。2社間ファクタリングと比較して、支払い回収リスクが軽くなるため、手数料が安く設定されることが多いです。

ただし、3社間ファクタリングを利用することで、取引先との関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。また、3社間で合意をする必要があるため、2社間ファクタリングよりも時間がかかることが普通です。

ファクタリング会社からの入金が1~2週間ほどかかっても資金繰りに支障がないような場合は、3社間ファクタリングを利用した方が手数料などの費用を抑えることができます。

ファクタリングの種類をわかりやすく図解で解説

ファクタリングの種類は、主に「買取型」と「保証型」の2つにわかれます。

一般的によく使われているのが買取型のファクタリングです。

保証型のファクタリングもあることはあるのですが、提供している業者はそこまで多くありません。

ではこの2種類について図解入りでわかりやすく解説していきます。

買取型のファクタリングの仕組みをわかりやすく図解で解説

一般的に国内でファクタリングといった場合、買取型のファクタリングを指すことがほとんどです。

買取型のファクタリングは売掛債権を買い取り、一定の金額を利用者に提供する方法です。

ファクタリング会社は売掛債権や売掛先の審査を行い、問題なしと判断されれば一定の手数料を指しい引いて利用者に資金を提供します。

しっかりとサービスを提供している業者であれば、問題なくファクタリングが行われます。取引先に通知もいかないため、利用者との関係が悪化するような心配もありません。

保証型のファクタリングの仕組みをわかりやすく図解で解説

保証型のファクタリングとは、買取型のファクタリングと異なり、保証を得ることでファクタリングを実施します。そのため、焦げついた売掛債権でも対応できるようになります。

利用者は保証料を支払うことでファクタリング会社の信頼を得ます。その結果、ファクタリング会社に売掛債権を売却してファクタリングサービスが利用できるようになります。買取型のファクタリングの違い、保証料の支払いが発生しているため、よりコストが高くなります。

利用できるファクタリング業者は限られていますが、ファクタリングの方法として採用しているところもあるため、知っておいても損はないでしょう。

保証型のファクタリングの場合、買取型のファクタリングでは扱えないような売掛債権でも対応してくれることもあるため、状況によってはとてもありがたいサービスとなります。

ファクタリングのメリット

ファクタリングを利用すると以下のようなメリットがあります。

ファクタリングのメリット①素早く資金調達ができる

融資の場合、金融機関での信用調査が行われるため、資金調達までに時間がかかります。

一方、ファクタリングの場合は、2社間ファクタリングだと最短即日で資金調達できることもめずらしくありません。早ければ数時間で入金してもらえます。

そのため、緊急で資金が必要になった場合には、ファクタリングはとても便利です。

審査はあるものの、融資に比べると入金までの時間はかなり早いです。

ファクタリングのメリット②売掛先が倒産してもリスクがない

ファクタリングでは原則として、償還請求権や買取請求権(ノンリコース)がありません。

そのため、万が一、取引先が倒産してファクタリング会社が売掛金を回収できなかったとしても、利用者には返金する義務がありません。

ファクタリングは金銭消費貸借契約ではなく、売掛債権の売買契約です。

ファクタリングのメリット③信用情報に影響がない

ファクタリングは融資ではありません。

そのため、ファクタリングを利用しても信用情報に影響を与えることはありません。

またファクタリングはローンや融資のような借入ではないため、貸借対象表の負債項目が増えることもありません。将来、金融機関から融資を受けることを検討している人にもファクタリングはおすすめできます。

ファクタリングのメリット④担保や保証人が必要ない

中小企業や個人事業主が金融機関から融資を受ける場合、担保や連帯保証人が求められます。

しかしファクタリングではそういった担保や保証人は必要ありません。

ファクタリングでは売掛先の信用力が主な審査の対象となるため、中小企業や個人事業主でも審査に通りやすくなっています。

ファクタリングのメリット⑤個人事業主でも利用できる

法人だけに利用が限定されているファクタリング会社もありますが、多くのファクタリング会社は個人事業主でも利用できます。

ただし、取引先は法人に限定されていることが多いため、個人間の受発注でファクタリングの審査をクリアするのは難しいです。

ファクタリングは業種や業態に関係なく利用できるので、資金繰りに異なった場合は利用を検討してみましょう。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングには、さまざまなメリットがあります。

しかしその一方でデメリットもあるため、しっかり頭に入れておきましょう。

ファクタリングのデメリット①手数料が比較的高い

ファクタリングを利用すると手数料が発生します。

一般的に2社間ファクタリングで10~20%、3社間ファクタリングで1~10%の手数料がかかるため、債権が満額回収できるわけではありません。

たとえば、100万円の売掛債権でファクタリングを利用すると、最低でも1万円、高ければ20万円もの手数料がかかることになります。

2社間ファクタリングは資金調達までがスピーディーですが、その分、手数料も多くかかってしまうため、状況に合わせて利用する必要があります。

ファクタリングのデメリット②取引先との関係が悪化する可能性

3社間ファクタリングの場合、取引先にファクタリングを利用することを通知する必要があります。

取引先によっては「経営状況が悪いのでは?」「資金繰りに困っているのでは?」といったマイナスな印象を持たれる恐れもあります。また、自社の債権をファクタリング会社に売却するという行為についていい印象を持たれないことも多いです。

実際、資金に余裕がある企業ではファクタリングではなく、融資を選ぶことが多いです。そのため、ファクタリングを利用することで、取引先との関係性が悪化してしまう可能性も十分にあり得ます。

ファクタリングのデメリット③資金繰りが悪化する懸念

ファクタリングを利用すると、手数料などのコストが発生するため、その分利益が減ります。

そのため、便利だからといってファクタリングに依存してしまうと、資金繰りが悪化してしまう恐れがあります。金融機関から融資の融資など、ほかの資金調達手段も検討した上で、本当に必要なときにだけファクタリングを利用するようにしないと、資金繰りが悪化してしまう懸念があります。

ファクタリングのデメリット④悪質業者の存在

ファクタリングに限った話ではないですが、中には悪質な業者もいます。

法外な手数料を取られたり、ファクタリングではない融資などの契約を結ばされたりすることもあるため、ファクタリング会社選びは慎重に行う必要があります。

「審査なし」「審査激甘」などといった売り文句を掲げているところは悪徳業者の可能性が高いため、近づかないのが賢明です。

ファクタリングとほかの資金調達方法の違い

日本にはさまざまな資金調達手段があります。

しかし審査が厳しかったり、担保がないと大金が借りられなかったりするため、経営状態が悪くないのに資金繰りに失敗して倒産してしまう企業もあります。中小企業庁のデータによると、休廃業や解散した中小企業のうち、半数以上が黒字経営だということがわかっています。

参照:令和 3 年度(2021 年度)の小規模事業者の動向 | 中小企業庁

そのため、最近ではファクタリングに注目が集まるようになりました。

ではファクタリングはほかの資金調達方法とどういった点で違いがあるのでしょうか。

ほかの資金調達方法との違いについてわかりやすく図解で解説していきます。

ファクタリングと融資の違いをわかりやすく図解で解説

融資とは、金融機関が企業に資金を貸し出すことです。

会社の規模や業績、設定した担保などにより数百万~数億円までの資金が調達できます。比較的低金利で長い間の借入が可能です。ただし、融資を受けるためには厳しい審査をクリアする必要があり、申込みから融資を受けるまでに1~3ヶ月ほどかかります。

一方、ファクタリングで調達できるのは売掛債権が上限です。手数料はファクタリング会社によっても異なりますが、融資の利息や保証料よりも高いことが多いです。ファクタリングは即日入金のサービスもあるため、スピーディーに資金調達したい企業に向いています。

担保や保証人がいらないののもファクタリングのメリットです。

ファクタリングと手形割引との違いをわかりやすく図解で解説

手形割引とは、支払期日を迎える前に金融機関で手形を現金化する方法です。

手数料がかかるため、ファクタリングと仕組みが似ていますが、手形には償還請求権があります。償還請求権があると、万が一、取引先が売掛金を支払えない場合、債権を売却した企業に支払が求められます。

ファクタリングには償還請求権がないため、万が一、取引先が倒産したとしても、利用者がお金を支払う必要はありません。

ファクタリングとABL(売掛債権担保融資)との違いをわかりやすく図解で解説

ファクタリングとABL(売掛債権担保融資)との違いは、買取か融資かという点です。

ファクタリングは売掛債権を買い取り方法として資金を提供しますが、ABLでは売掛債権を担保にして資金を融資します。ファクタリングに返済の必要はないものの、ABLは融資のため、返済しなければなりません。

売掛債権を利用している点で、ファクタリングとABLは似ていますが、ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらい資金を受け取る方法のため、返済というものがありません。

ファクタリングを利用する上での注意点

初めてファクタリングを利用する場合、いくつか注意点があります。

場合によっては大きな損失を被ることもあるため、しっかり覚えておきましょう。

ファクタリングの注意点①契約書に「債権譲渡禁止」の記載がないか確認する

取引先との契約書に「債権譲渡禁止」という項目が入っている場合があります。

これは反社会的勢力に入金することを防ぐために設けられていることが多いのですが、この項目のせいでファクタリングが行えないケースもあります。

民法が改正されてからは債権譲渡禁止の項目があってもファクタリングが利用できるようになりましたが、譲渡行為を悪意・重過失行為と見なして取引先が代金の支払いを拒否することができます。

そのため、債権譲渡禁止の条項が契約書にある場合には、ファクタリングに利用しないのが無難です。

ファクタリングの注意点②契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」の記載があるか確認する

ファクタリング会社と結ぶ契約は、債権譲渡契約です。

もし契約書の名称がこれ以外だった場合には、必ず契約前に確認しましょう。

悪質なファクタリング会社だと「金銭消費貸借契約」として、ファクタリングではなく、返済が必要な融資契約を結ばれてしまう恐れがあります。

契約書の記載については必ずしっかり確認するようにしましょう。

ファクタリングの注意点③手数料が妥当か確認する

買取代金や手数料はファクタリング会社によって異なります。

しかし中には高額な手数料を取る業者もいるため、必ず複数社のファクタリング会社に見積もりをとり、妥当な範囲なのかどうか確認するようにしましょう。手数料が多くなるほど、手元にくる資金は減ってしまいます。

手数料が妥当か、買取代金に納得いくか十分に検討した上でファクタリングの契約を結ぶようにしましょう。

ファクタリングにかかる時間や手数料

ファクタリングで入金までにかかる時間や必要になる手数料が業者によって異なります。

ただだいたいの相場があるため、あらかじめ頭に入れておきましょう。相場を知っておくことで、相手が悪質な業者かどうかも判断できます。

ファクタリングで申込みから現金化までにかかる時間

ファクタリングは融資などと比較すると圧倒的に現金化までの時間が早いです。

申込みから現金化まで最短数時間で可能なファクタリング会社もあります。

またファクタリングの種類によっても現金化までの時間が変わり、2社間ファクタリングのほうが3社間ファクタリングよりも現金化までの時間が早いです。とくにWEB完結のファクタリング会社だと数時間後に入金されることもあります。

3社間ファクタリングだと売掛先に承諾を得る必要があるため、2社間ファクタリングよりもどうしても時間がかかることが多いです。場合によっては2週間ほどかかるケースもあります。

ファクタリングの手数料の目安

ファクタリングの手数料は2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかで相場が変わってきます。

2社間ファクタリングの手数料の相場10~20%
3社間ファクタリングの手数料の相場1~10%

2社間ファクタリングはファクタリング会社にとって売掛金を回収できないリスクがあるため、どうしても手数料が高くなってしまいます。3社間ファクタリングは売掛先をまじえて契約する分、回収リスク不能なリスクが減るため、手数料も安くなります。

ファクタリング会社を選ぶポイント

現在、ファクタリングサービスを提供している会社は多数あります。

その中から自分にあったファクタリング会社を選ぶポイントについて図解入りでまとめました。

ファクタリング会社を選ぶポイント①現金化までの早さ

ファクタリング会社を選ぶ際は、まず現金化までどのくらいかかるのかスピードについて確認しておきましょう。

ファクタリングの利用を検討しているときは、早急に資金を確保したいはずです。そのため、契約から入金までどのくらいかかるのかは知っておいた方がいいでしょう。

中には数時間で入金可能なファクタリング会社もあるため、しっかり確認しておきたいです。

なお、できるだけ早く現金化したい場合には3社間ファクタリングではなく、2社間ファクタリングを選ぶようにしましょう。

ファクタリング会社を選ぶポイント②手数料

ファクタリング会社を選ぶ際、手数料についてもよく確認しておきましょう。

手数料は安ければ安いに越したことはありません。

2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングのほうが手数料が安い傾向にありますが、その分現金化までに時間がかかってしまいます。

そのため、手数料と現金化までの時間をよく考慮した上でファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

ファクタリング会社を選ぶポイント③ファクタリング方式

ファクタリングの方式として、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。

それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分にあった方を選びたいところです。

多くのファクタリング会社は2社間と3社間のどちらも対応していますが、中には片方しか採用していない会社もあります。

自分が2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを利用するか決めた上で、その会社に該当する方式があるかどうかを確認しておきましょう。

ファクタリング会社を選ぶポイント④債権の上限と下限

売買可能な債券の上限と下限もファクタリング会社によって異なります。

下限金額や上限金額が設定されていないところもあれば、下限10万円~上限5,000万円といったように限度が設定されているファクタリング会社もあります。

自分が利用したい売掛債権の金額を踏まえた上で、しっかりその金額に対応しているかどうかもチェックしておきましょう。

ファクタリング会社を選ぶポイント⑤償還請求権の有無

ファクタリング契約では、原則として償還請求権がついていません。

償還請求権とは、もし売掛先が倒産した場合に、ファクタリング会社が利用者に損害を請求する権利です。償還請求権がついていると、売掛先が倒産したときに自分が売掛金を負担する必要があります。

そのため、できるだけ償還請求権がないファクタリングサービスを選ぶようにしましょう。

ファクタリングに関するよくある質問

ファクタリングに関するよくある質問とその答えをまとめました。

ファクタリングは違法じゃない?

ファクタリングは違法ではありません。もし違法ならばそもそもファクタリング業者というものは存在していません。売掛債権を売却して資金を調達する方法はしっかり合法なので安心して利用できます。

債権譲渡禁止の売掛債権もファクタリングできる?

基本的にはできますが、場合によっては売掛先から支払を拒否されるケースもあるため、使わないほうが無難です。もし債権譲渡禁止特約が付いている場合は、事前にファクタリング会社に相談しましょう。

給料ファクタリングは違法?

近年、給料ファクタリングを提供していた会社が摘発されたケースが増えています。給料ファクタリングとは、給料を受ける権利を業者に売却することで、給料日前に現金が得られるサービスです。しかしこの仕組みは貸金業に該当するため、無登録で行っている場合は違法となります。

ファクタリングで税金はかかる?

ファクタリングは非課税取引と見なされています。そのため、基本的に売掛債権の売買に税金(消費税)はかかりません。ファクタリングによる売掛債権の売買は「有価証券の譲渡」と同義であると、国税庁によって定められています。

審査なしのファクタリングはある?

審査なしのファクタリングや誰でも審査に通るファクタリングはありません。ファクタリングには必ず審査があります。もし「審査なし」「誰でも通る」と謳っている場合は悪質業者の可能性が高いため、利用しないようにしましょう。

ファクタリングについてのまとめ

ファクタリングについてまとめました。

この記事のまとめ
  • ファクタリングの仕組みには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがある
  • ファクタリングには買取型と保証型がある
  • ファクタリングは早く資金調達できるのがメリット
  • ファクタリングは手数料がかかるのがデメリット
  • ファクタリングを利用する際は「債権譲渡禁止」の記載がないか確認する
  • ファクタリングは即日入金の業者もある
  • ファクタリングでは1~20%の手数料がかかる

ファクタリングの仕組みについてわかりやすく図解を用いて解説しました。

ファクタリングは急に資金が必要になったときに、とても便利なサービスです。しかし安易に頼り過ぎてしまうと利益が減ってしまったり、資金繰りが難しくなったりすることも多いため、注意が必要です。

また、中には悪質なファクタリング会社もあるため、契約内容についてはよく確認しておきましょう。

この記事を参考にして正しくファクタリングを活用してください。

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