**hanma夜話
ある夜、わたくしは夢を見ておりました。そう、これは夢のお話。~
けれども夢の中はもの悲しく、せつない。~
今宵あなたに送るのはそんな夢から持ち帰ったひとかけら。
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わたくしは夢のなかでやたら腹が減っていました。度合いでいうと、ハラペコで目がまわってきた。レベルでございました。とにかくジャンボなものが食べたい!という欲求は時間がたつにつれ増すばかり。~
そのとき、ふとわたくしの脳裏に浮かんだのは、はいから亭のBメニューでございました。嗚呼!あの喉が渇くようなフライ。一個食すだけで一食のおかずにできるような巨大な唐揚よ。そしてタルタルソースを入れるような容器に溢れんばかりに詰まれたグラタン。~
考えるだけで胃もたれを起こしそうなあのメニューを想像する度にわたくしの腹の虫は暴れ続けています。~
はいから亭にいかなくては!わたくしは一種の使命感を感じ、CSRのメンバーにそれを伝えることにしました。~

「はいから亭にいきましょう。」~
わたくしの言葉はCSRに響いた。真っ先に反応したのは副部長のまつい君だった。~
「いきましょう。」~
彼はこのうえなく賛同してくれた。だが、良い流れというのはここまでだった。CSRにはアンチはいから派が多数在籍している。ここで、彼らには悪気は無いということを追記しておこう。良くも悪くも、はいから亭のレベルは高いのだ。店そのものが客を選んでいる。いわゆる高次の世界の存在なのである。~
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まつい君の次に反応したのは東村だった。~
「え〜、あんな不味いところ行きたくない。」~
なんという元も子もない発言なのだろうか。~
そして会話は終了し、わたくしの記憶もそれからしばらくして途切れることになる。


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いかがでしたか?~
これがわたくしの見た夢でございます。せつなさがこみ上げてくるでしょう。~
でも、これが夢の話だと安堵されるのは少し早いのではないでしょうか。なぜなら、夢と現実は表裏一体。夢を見せているのは貴方の現実だからです。~
わたくしの夢もいつ現実になるのか分かりません。それとも、もしかしたら既に現実になっていたのかもしれません。夢を形作るのはそれを見る人の記憶だという説もあるからです。~
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でも、~
夢の功罪を語っても、それでも次の夜にはまた夢の世界に入り込まなければいけません。人は記憶しているいないにかかわらず、毎回夢を見るのですから。~
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お別れの時間になりました。
貴方によいトロイメライが訪れることを祈りつつ。~
それでは、また。
-某が立て替えておいた学祭のお金、返してください。 -- [[軍曹]] &new{2005-07-21 (木) 12:21:20};

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